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ご祝儀袋を開けたときに入っている厚紙を見て、「これは抜くもの?そのままでいいの?」と迷ってしまいますよね。
せっかくお祝いの気持ちを包むなら、失礼のないきれいな状態で渡したいと思うものです。
基本的に紙製のご祝儀袋に入っている厚紙は、形を整えるための台紙なので、渡す前に抜いておきます。
ただし、接着されていて外せないものや、布製・ハンカチタイプのように厚紙を残して使うケースもあるため、無理に取り外さないことも大切です。
この記事では、ご祝儀袋の厚紙を抜くタイミングから、厚紙を残す場合の中袋の収め方、お祝い用の正しい向き、持ち運び方までわかりやすく解説します。
迷いやすいポイントを先に確認して、当日は自信を持ってご祝儀袋を渡せるように準備していきましょう。
この記事でわかること
- 紙製のご祝儀袋から厚紙を抜く理由と基本の扱い方
- 厚紙を取り外すタイミングと、外せない場合の考え方
- 厚紙を残すご祝儀袋に中袋を収める位置
- お札・中袋・上包みの向きと、袱紗での持ち運び方
紙製のご祝儀袋は厚紙を抜くのが基本

紙製のご祝儀袋に入っている厚紙は、渡す前には抜いておくのが基本です。
厚紙はご祝儀の一部ではなく、販売時や持ち帰る途中の形を整えるために添えられていることが多いためです。
迷ったときは、袋の中にお金や中袋以外の紙が残っていない状態を目安にすると、すっきりと整えやすいですよ。
ご祝儀袋を用意するときは、水引や飾りをほどく必要はありません。
袋の開き口から中を確認し、別に差し込まれている白い紙や厚めの台紙があれば、取り出してから使うのが一般的です。
見た目を整えるための付属物は外し、贈るために必要なものだけを残すと考えると判断しやすいでしょう。
| 袋の中に入っているもの | 基本的な扱い |
|---|---|
| お金を包む中袋・中包み | 必要なものなので使用する |
| 住所や金額などを書く短冊 | 用途に合わせて使用する |
| 形を保つための無地の厚紙 | 紙製の袋では取り外して使うことが多い |
| 商品説明や注意書きの紙 | 確認後は袋に入れず保管または処分する |
とくに、購入したばかりのご祝儀袋は中身が多く見えるため、「この紙も一緒に入れるものかな」と迷いやすいですよね。
ただし、台紙と思われる紙に記入欄がなく、飾りもなく、ただ袋と同じ大きさに切られているだけなら、付属の厚紙である可能性が高いです。
中袋と間違えて厚紙にお金を入れないように注意しましょう。
厚紙を入れたままでも失礼にあたるとは限らない
うっかり厚紙を入れたまま渡してしまったとしても、それだけで大きく気にしすぎる必要はありません。
厚紙が残っていることは、受け取った側にとっても「袋の中に台紙が入っている」と分かる程度のことで、気持ちそのものが損なわれるわけではないためです。
結婚式やお祝いの席では、何よりもお祝いの気持ちを丁寧に届けることが大切です。
とはいえ、これから準備する段階なら、できるだけ付属の厚紙は外しておくほうが安心です。
中袋以外の紙が入っていると、受け取る側が確認するときに少し手間取ることがあります。
また、複数のご祝儀袋をまとめて管理する場面では、中身がシンプルなほうが扱いやすいでしょう。
- すでに渡し終えてしまった場合:あとから連絡してまで気にする必要は基本的にありません。
- 受付で渡す直前に気づいた場合:落ち着いて確認できる場所で取り出せば大丈夫です。
- 厚紙か中袋か判断できない場合:記入欄や封入口の有無を見て、すぐに決められなければ説明書を確認します。
マナーは細かな形も大切ですが、必要以上に不安にならないことも同じくらい大切です。
準備の段階で一度中を確認しておけば、当日は自信を持って渡せますよ。
メーカーの説明がある場合は案内を優先する
ご祝儀袋の作りは商品によって異なるため、台紙の扱いについて説明がある場合は、その案内を優先してください。
袋の台紙に「ご使用前に取り外してください」と書かれているなら、記載どおりに外して使います。
反対に、台紙が袋の構造の一部になっているように見える場合や、説明書で残すよう案内されている場合は、無理に判断しないほうが安心です。
確認するときは、購入時の外袋、商品に同封された案内紙、台紙そのものの注意書きを順番に見てみましょう。
水引の種類や袋のデザインによっては、一般的な紙製のご祝儀袋とは扱い方が異なることもあります。
「基本」と「その商品の指定」が異なるときは、商品の指定を選ぶのがきれいに仕上げる近道です。
説明が見当たらず、厚紙が単に中へ差し込まれているだけなら、紙製のご祝儀袋では外して使う考え方で問題ありません。
一方で、貼り付けられていたり、飾りを支える役割がありそうだったりするものは、力を加えずに状態を確認しましょう。
ご祝儀袋は繊細な紙や水引で作られていることが多いので、きれいな見た目を保つことを優先して扱ってくださいね。
厚紙はご祝儀袋の型崩れや角つぶれを防ぐための台紙
ご祝儀袋に入っている厚紙は、袋の形を整え、角つぶれや折れを防ぐための台紙です。
購入後から使うまでのあいだに、ご祝儀袋がきれいな状態を保てるよう支える役割があります。
一見すると不要な紙に見えるかもしれませんが、繊細な和紙や立体的な水引が使われたご祝儀袋では、見た目を守るための大切な存在です。
ご祝儀袋は、一般的な封筒よりも紙がやわらかかったり、表面に装飾が付いていたりするため、少しの圧力でも形が変わりやすいものです。
厚紙が内側に入っていることで、袋の面が平らに保たれ、持ち運びや陳列の際に生じやすい折れ線を抑えやすくなります。
特に、店頭でフックに掛けられていたものや、ほかの商品と重なって置かれていたものは、角や端に力がかかりやすいため、台紙による支えが役立ちます。
厚紙はご祝儀袋そのものを美しく見せるための保護材と考えると、役割を理解しやすいですよ。
| 厚紙が支える部分 | 主な役割 |
|---|---|
| 袋の表面 | 紙の波打ちや不自然な折れを防ぎ、平らな見た目を保つ |
| 四隅 | 角に圧力がかかったときのつぶれや傷みを抑える |
| 水引まわり | 立体的な飾りが袋を押しても、全体の形が崩れにくくなる |
| 袋の開口部 | 紙がよれたり、口元が広がったりすることを防ぎやすい |
台紙には、白い無地の厚紙のほか、薄いボール紙のように少し硬さのあるもの、袋の大きさに合わせて裁断されたものなどがあります。
どの素材でも目的は共通していて、ご祝儀袋を購入時のきれいな形に近づけて保つことです。
また、厚紙が入っていると、袋の大きさや紙質を確認しやすいという面もあります。
たとえば、やわらかい和紙のご祝儀袋は手に取っただけでは薄く感じますが、台紙があることで袋全体の輪郭がわかりやすくなります。
水引が豪華なタイプでは、飾りの重みで表面が少したわむこともあるため、内側から面を支える台紙が入れられている場合があります。
ただし、厚紙自体はお祝いの気持ちを伝えるための装飾ではなく、あくまで袋を保護するために添えられているものです。
そのため、台紙に文字を書いたり、飾りとして使ったりする必要はありません。
ご祝儀袋を準備するときは、まず厚紙が入っている理由を知っておくと、袋の中に紙があっても慌てずに済みます。
台紙の有無や形は商品ごとに異なりますが、袋の状態を守るために入っているものだとわかれば、丁寧に扱いやすくなります。
- ご祝儀袋の表面を平らに保つための支えです。
- 角や端がつぶれるのを抑える役割があります。
- 水引や装飾による紙のたわみを防ぎやすくします。
- 購入から準備まで、ご祝儀袋をきれいな状態で保つための保護材です。
大切な場で渡すご祝儀袋だからこそ、金額や表書きだけでなく、袋全体が整って見えることも気になりますよね。
厚紙はそのための目立たない支えであり、きれいな見た目を保つために入れられているものだと覚えておくと安心です。
厚紙はご祝儀袋へ記入する前に取り外す
ご祝儀袋に名前や金額を記入する前に、中に入っている厚紙は先に取り外すのが基本です。
厚紙を入れたまま文字を書くと筆圧が伝わりにくく、表面に不要な跡が付くことがあるため、先に袋だけの状態を整えてから記入するときれいに仕上がります。
取り外す際は、水引や上包みを必要以上に引っ張らず、袋の形を保ちながら静かに扱うことが大切です。
まずは、ご祝儀袋を平らで清潔な机の上に置き、表面の飾りや折り目の状態を確認しましょう。
厚紙は、上包みの内側に差し込まれていたり、水引の下を通っていたりと、商品によって収まり方が異なります。
どこから取り出せるかを確かめてから動かせば、慌てずに準備できます。
| 準備するタイミング | 行うこと |
|---|---|
| 購入後 | 袋に厚紙が入っているか、取り出し口はどこかを確認する |
| 記入前 | 厚紙を取り外し、上包みを平らに整える |
| 記入時 | 下に不要な紙を敷かず、安定した場所でゆっくり書く |
特に筆ペンで表書きを書く場合は、袋の下に厚紙があると書き心地が変わることがあります。
袋そのもののやわらかさを確かめてから書くほうが、文字の大きさや力加減を調整しやすいでしょう。
厚紙を外した後の上包みは、折り目を開きすぎないように扱うと、見た目を整えやすくなります。
水引を少しずらして厚紙を引き抜く
厚紙の端が水引の近くから見えているタイプは、水引をほんの少しだけ横へずらして、厚紙を静かに引き抜ける場合があります。
このとき、水引を大きく動かしたり、飾り結びを持って強く引いたりする必要はありません。
水引は中央の飾りではなく、左右のまっすぐな部分に軽く触れ、厚紙が通る程度のすき間を作るイメージで動かします。
ご祝儀袋を表向きにして、机の上へ平らに置きます。
厚紙の見えている端と、水引の位置を確認します。
水引の直線部分を数ミリ程度そっとずらします。
厚紙の端を指先でつまみ、袋と平行になるようゆっくり引き抜きます。
水引を元の位置へ戻し、表面の見た目を整えます。
厚紙を引き抜くときは、途中で引っかかりを感じないか確認しながら進めましょう。
一気に抜こうとすると水引の位置が乱れたり、紙の端に負担がかかったりすることがあります。
厚紙を取り出した後は、上包みの表面を手のひらで強く押さえず、浮きや傾きがないかを目で確認する程度で十分です。
水引が少し動いた場合も、左右のバランスを見ながら元の位置にそっと戻せば問題ありません。
結び目の向きや飾りの形を細かく触りすぎると整えにくくなるため、必要な範囲だけ動かすようにしましょう。
水引を動かしにくい場合は上包みを開いて取り出す
水引が固定されていて動かしにくい場合は、上包みを開いて内側から厚紙を取り出す方法が向いています。
無理に水引の下から引き抜こうとせず、上包みの折り返しをゆっくり開けば、厚紙の位置を確認しながら扱えます。
上包みを開く際は、折り目を反対方向へ強く折り返さないことがポイントです。
もとの折り線に沿ってそっと開き、内側にある厚紙を取り出したら、開いた順番と逆の手順で戻していきます。
折り返し部分を爪で強く押さえない。
上包みを勢いよく広げない。
厚紙を取り出した後、内側に紙片などが残っていないか確認する。
閉じ直す前に、表面と裏面の折り目がずれていないか見る。
上包みを開く方法なら、厚紙がどこに収まっていたかを目で見て確認できるため、初めて扱うご祝儀袋でも落ち着いて作業しやすいでしょう。
ただし、飾りが複雑なものや、厚紙の位置が分かりにくいものは、引っかかる方向へ力を加えないよう注意してください。
取り外しにくいと感じた時点で、いったん手を止めて袋の構造を見直すことが、きれいな状態を保つコツです。
厚紙を外して上包みを整えたら、表書きと氏名を書く準備ができます。
記入前に袋の表面に指紋や汚れが付いていないかを確認しておくと、渡すときにもすっきりした印象になります。
抜けない厚紙は無理に取り外さずそのまま使う

ご祝儀袋の厚紙が引き抜けないときは、無理に外そうとせず、そのまま使って大丈夫です。
厚紙が接着されていたり、水引や袋の構造と固定されていたりするものは、取り外す前提ではない場合があります。
力をかけて外すと上包みの折り目や飾りが乱れることがあるため、きれいに渡せる状態を優先しましょう。
接着・固定された厚紙はご祝儀袋の一部として扱う
厚紙の端が袋の内側に貼られている、または水引の下でしっかり留まっている場合は、厚紙をご祝儀袋の一部として扱います。
このような厚紙は、袋の形を保つだけでなく、飾りや折り返し部分を安定させる役目も兼ねていることがあります。
少し引いても動かない、引く方向を変えても浮かないといった状態なら、取り外しにこだわる必要はありません。
特に、厚紙を外そうとして袋の内側がめくれたり、水引が傾いたりするなら、そのままにしておくほうが安心です。
| 厚紙の状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 軽く動かすとするりと抜ける | 取り外してから使う |
| 端が貼られているように見える | 無理に剥がさず残す |
| 水引や飾りと一体になっている | 固定された部分として扱う |
| 動かすと上包みがよれたり浮いたりする | 厚紙を残して形を優先する |
判断に迷うときは、厚紙そのものではなく、ご祝儀袋の表面が整ったまま保てるかを基準にすると分かりやすいですよ。
厚紙を残したことで見た目が不自然になるわけではなく、袋がきれいに整っていれば問題ありません。
外すと形が崩れそうな場合も残してよい
厚紙が接着されていなくても、外した途端に上包みがふくらんだり、角がやわらかくなったりする場合があります。
この場合も、厚紙を抜くことより、渡すときまで端正な形を保つことを優先してよいでしょう。
ご祝儀袋は、水引や表書きだけでなく、全体の折り目や角が整っていることで、丁寧な印象につながります。
そのため、厚紙を外すことで見た目が不安定になるなら、残したまま準備を進めるほうが自然です。
厚紙を動かすと上包みの中央が波打つ。
角の形が定まらず、袋がやわらかく感じる。
水引の位置がずれそうになる。
厚紙を戻す際に、もとの位置が分からなくなりそうである。
こうした様子があれば、厚紙は残す判断が向いています。
「外せるかどうか」ではなく、「外しても袋をきれいに保てるかどうか」で考えるのがポイントです。
厚紙を残す場合は、折り返し部分や表面に余計な力を加えず、袋全体が平らに整っていることを確認してから次の準備に進みましょう。
布製やハンカチタイプは厚紙を残す場合が多い
布製やハンカチタイプのご祝儀袋に入っている厚紙は、外さずに使うものが多いです。
紙製のご祝儀袋とは作りが異なるため、厚紙を取り外す前に、布部分とのつながり方や商品に付属する案内を確認しましょう。
特に、布を折って包むタイプや、水引飾りがあらかじめ固定されているタイプでは、厚紙が全体を支える役目を持っていることがあります。
見た目だけでは判断しにくい場合もあるので、「簡単に抜けるか」よりも「厚紙が本体の構造に含まれているか」を確かめることが大切です。
| タイプ | 厚紙の扱いの目安 |
|---|---|
| 布を折り返して包むタイプ | 残したまま使うことが多い |
| ハンカチとして使えるタイプ | 説明書の案内を優先する |
| 飾りや水引が固定されたタイプ | 無理に動かさず残す |
| 差し込み式で厚紙が独立しているタイプ | 案内に従って扱う |
布製のご祝儀袋は、渡したあとに小物入れやハンカチとして使えるよう工夫されたものもあります。
その場合、厚紙は購入時の状態を保つためだけでなく、包み方の形を整えたり、飾りの位置を安定させたりするために入れられていることがあります。
取り外し方が分からない厚紙を、自己判断で引き抜く必要はありません。
縫い付けられた厚紙は取り外さない
厚紙が布の内側に縫い付けられている、または糸や留め具で固定されている場合は、取り外さずそのまま使用します。
縫い付けられた厚紙は、布製ご祝儀袋の輪郭を保つための芯材として扱われることが多いためです。
無理に外そうとすると、縫い目がゆるんだり、布地に引っかかりが出たりするおそれがあります。
また、厚紙の端が布の内側に収まっていて指でつかめない場合も、取り外す前提ではない可能性が高いでしょう。
- 厚紙の周囲が縫われている
- 布地の内側に完全に入っている
- 水引飾りや留め具と一緒に固定されている
- 外すための切り込みや差し込み口が見当たらない
これらに当てはまるときは、厚紙を本体の一部として扱うと安心です。
布製のタイプは紙製とは異なり、素材のやわらかさを生かした作りになっています。
そのため、一般的な紙のご祝儀袋と同じ感覚で厚紙を扱わず、購入時の状態をなるべく保つようにするとよいですよ。
商品ごとの包み方や注意書きを確認する
布製やハンカチタイプは商品ごとに仕組みが異なるため、付属の説明書や台紙にある包み方を確認することがいちばん確実です。
説明書には、厚紙を残すかどうかだけでなく、布の折り方や留める位置などが示されている場合があります。
商品パッケージをすでに処分している場合は、販売元の商品ページやメーカーの案内を探してみる方法もあります。
ただし、よく似た見た目でも仕様が違うことがあるため、別の商品向けの説明をそのまま当てはめないようにしましょう。
| 確認するところ | 見ておきたい内容 |
|---|---|
| 付属の説明書 | 厚紙を外す指示の有無 |
| 商品タグや台紙 | 使用時の注意事項 |
| 販売元の案内 | 包み方の図や手順 |
| 本体の作り | 縫い付け・固定部分の有無 |
「使用前に取り外してください」と明記されている場合だけ、案内に沿って厚紙を外せば問題ありません。
反対に、厚紙について特別な記載がなく、布の内側に自然に収まっているなら、残したまま準備するほうが無難です。
布製やハンカチタイプでは、厚紙を抜くこと自体よりも、商品本来の包み方を守ることが大切になります。
厚紙を残す場合は中袋を上包みとの間に収める
厚紙を残して使うご祝儀袋では、お金を入れた中袋を上包みと厚紙の間に収めるのが基本です。
厚紙の内側に中袋を重ねると、外側から見たときに厚みが偏りにくく、袋全体の形も整えやすくなります。
ただし、厚紙の固定位置やポケット状の作りは商品によって異なるため、中袋を差し込めそうな空間へ無理なく収めることを意識してください。
中袋の表側をご祝儀袋の表書き側に合わせる
中袋を入れるときは、中袋の表側がご祝儀袋の表書きがある面と同じ側を向くようにそろえます。
中袋の表には金額欄や住所・氏名欄があることが多いため、上包みを開いた際に表側が自然に確認できる状態にしておくと安心です。
中袋を裏返しに入れてしまうと、受け取る側が確認しにくくなる場合があるため、包む前に一度向きを見直しましょう。
- ご祝儀袋の表書きがある面を確認する
- 中袋の金額や氏名などを記入した表側を確認する
- 両方の表側が同じ方向を向くように重ねる
- 上包みを閉じる前に、中袋が大きくずれていないか確認する
中袋が上包みから少しはみ出していたり、片側へ寄っていたりすると、見た目が落ち着かない印象になりやすいです。
中袋は中央付近にまっすぐ収めると、厚紙を残したままでもきれいに仕上がります。
なお、中袋が厚紙より明らかに大きく、収まりにくいときは、押し込んだり折り曲げたりしないことが大切です。
袋の形を崩さない範囲で位置を調整し、それでも難しい場合は商品に付属する案内を優先してください。
厚紙との位置関係は商品の構造や説明に従う
厚紙を残すタイプでも、中袋を厚紙の前に置くものと、厚紙の後ろに添えるものがあるため、位置関係は一律ではありません。
厚紙に切り込みがある、袋の内側に差し込み口がある、厚紙が片側に固定されているといった作りなら、その形に合わせて中袋を収めます。
| ご祝儀袋の作り | 中袋を収める際の考え方 |
|---|---|
| 厚紙が袋の内側に固定されている | 厚紙を動かさず、できている隙間に中袋を入れる |
| 厚紙に切り込みや差し込み部分がある | 中袋が固定されるよう、切り込みや差し込み部分を活用する |
| 厚紙と上包みの間に十分な空間がある | 中袋を中央に置き、厚みが偏らないように整える |
| 収め方が分かりにくい特殊な形 | 付属の説明や販売元の案内を確認する |
とくに厚紙が台紙のように広く入っている場合は、中袋を厚紙の外側へ重ねることで、上包みの表面がなめらかに見えやすくなります。
反対に、厚紙の内側へ中袋を入れる前提のポケット構造なら、外側に重ねると浮きや膨らみの原因になることがあります。
そのため、見た目だけで判断せず、切り込み・折り目・固定箇所を手がかりにするのがおすすめです。
中袋を収めた後は、上包みを軽く閉じてみて、厚紙の端が目立たないか、袋が不自然にふくらんでいないかを確認しましょう。
無理なく閉じられ、表側が平らに整っていれば、その位置で問題ありません。
中袋と上包みはお祝い用の向きで整える

ご祝儀袋は、お札の肖像が中袋の表側・上側に来る向きにし、上包みは下側の折り返しを上に重ねるのがお祝いの基本です。
仕上げに短冊を水引の中央へまっすぐ差し込むと、正面から見たときにきれいで丁寧な印象に整います。
包み終えた後に表裏や上下を一度確認しておけば、渡す場面でも落ち着いて扱いやすいですよ。
お札の肖像が中袋の表側かつ上側に来るように入れる
お札は、中袋の表側から見たときに、肖像が見える面が手前へ向き、肖像の頭側が上になるように入れます。
中袋に住所や氏名を書く欄がある場合は、文字を書いた面が表側と考えると向きを判断しやすいです。
つまり、中袋の表側を自分に向けたとき、お札の肖像が正しい向きで表を向いている状態に整えます。
お札の上下や表裏をそろえることは、見た目を整えるだけでなく、中袋へ収める際の引っかかりや厚みの偏りを抑えることにもつながります。
| 確認する場所 | 整え方の目安 |
|---|---|
| 中袋の表側 | 氏名や住所を書く面、または表書きが見える面 |
| お札の表裏 | 肖像がある面を中袋の表側へ向ける |
| お札の上下 | 肖像の頭側が中袋の上側に来るようにする |
| 複数枚のお札 | すべて同じ表裏・上下にそろえる |
中袋にお札を入れる前には、机の上など平らな場所でお札の向きをそろえてから、まとめてゆっくり差し入れるとスムーズです。
中袋の口が狭いときは、お札を強く折り曲げようとせず、端をそろえながら少しずつ入れてください。
入れ終えたら中袋を軽く持ち上げ、内部でお札が大きくずれていないかを確認すると安心です。
上包みは下側の折り返しが上になるように重ねる
上包みを閉じるときは、上側の折り返しを先に内側へ入れ、その上から下側の折り返しを重ねます。
下から上へ重なる形は、お祝いごとで用いられる包み方です。
重ねる順番が分からなくなった場合は、正面から見て下側の折り返しが見えている状態になっているかを確認しましょう。
上包みの表側を上にして、上下を確認します。
上側の折り返しを先に中央へ倒します。
下側の折り返しをその上へ重ねます。
水引を戻し、表書きや短冊がまっすぐ見えるように整えます。
このとき、折り返し部分を強く押し込む必要はありません。
角をそっとそろえ、表面に大きな浮きやゆがみがない状態を目安にすると、自然に仕上がります。
水引が付いたタイプでは、上包みを閉じた後に水引を元の位置へ戻すことで、折り返しが開きにくくなります。
短冊は水引の中央にまっすぐ差し込む
短冊は、水引の中央部分にある差し込み箇所へ、表書きが正面を向くようにまっすぐ入れます。
複数の短冊が付属している場合は、用途に合うものを選び、基本的には一枚だけ使います。
短冊が斜めになると全体の印象が崩れやすいため、水引の結び目と短冊の中心線をそろえるのがきれいに見せるコツです。
差し込みにくいときは、短冊を深く入れすぎず、表書きが水引に隠れない位置で整えます。
最後にご祝儀袋を正面から見て、短冊・水引・上包みの中心がそろっているかを確認すれば完成です。
厚紙を抜いたご祝儀袋は袱紗に包んで持ち運ぶ
厚紙を抜いたご祝儀袋は、袱紗に包んでからかばんへ入れて持ち運ぶと安心です。
袱紗があると、移動中に袋の角が折れたり表面が汚れたりするのを防ぎやすく、受付でも落ち着いて取り出せます。
▲ お祝い用の袱紗は、こちらから価格をチェックできます
ご祝儀袋は渡す直前まできれいな状態を保つことを意識すると、準備から当日まで扱いやすくなります。
厚紙を外した後のご祝儀袋は、見た目以上に折れやすいものです。
かばんの内側で財布やスマートフォン、鍵などと重なると、水引が傾いたり袋に折り目が付いたりすることがあります。
袱紗はご祝儀袋をやわらかく覆えるため、こうした持ち運び中の負担を減らす役割があります。
ご祝儀袋より少し大きめの袱紗を選ぶ。
水引や短冊に引っかからないよう、袋をそっと包む。
かばんの中では、底に押し込まず平らな場所へ入れる。
受付の直前まで、むやみに出し入れしない。
袱紗には、包むタイプのものや、開いてご祝儀袋を差し込める金封袱紗があります。
どちらを使っても問題ありませんが、初めて用意するなら、出し入れがしやすい金封袱紗を選ぶと扱いやすいでしょう。
| 種類 | 使いやすい場面 | 扱うときのポイント |
|---|---|---|
| 包むタイプの袱紗 | 一枚の布で丁寧に包みたい場合 | 折り目を整えてからかばんに入れる |
| 金封袱紗 | 出し入れを手早く行いたい場合 | 袋の表面をこすらないよう差し込む |
袱紗がない場合はきれいなハンカチなどで保護する
袱紗を用意できなかった場合は、清潔でシワの少ないハンカチや、きれいな布でご祝儀袋を包んで保護します。
そのままかばんへ入れるよりも、表面の擦れや角のつぶれを避けやすくなります。
ハンカチは、柄が強すぎないものや落ち着いた色合いのものを選ぶと、受付で取り出す場面でもなじみやすいです。
薄手のハンカチでも使えますが、硬い小物と接触しないように入れる場所には気を付けましょう。
タオル地のように厚みがあり、毛羽立ちが目立つものは、水引や短冊に繊維が付きやすい場合があるため、避けたほうが無難です。
ハンカチを平らな場所に広げる。
中央にご祝儀袋を置き、表面をこすらないよう包む。
包んだ状態のまま、かばんの中で平らに置く。
受付へ向かう前に、折れや汚れがないか軽く確認する。
ビニール袋や封筒へ入れる方法は、湿気がこもったり取り出しにくかったりすることがあります。
一時的な保護には使えても、受付でそのまま見せることは避け、取り出してから渡すようにしましょう。
受付で渡す直前までかばんの中で折れや汚れを防ぐ
会場に着いたら、受付で渡す直前までご祝儀袋は袱紗またはハンカチに包んだまま、かばんの中にしまっておきます。
早い段階で手に持ったまま移動すると、ほかの人との接触や荷物の持ち替えで、袋を傷めてしまうことがあります。
かばんへ入れる位置は、書類やノートのように平らなものの上が目安です。
底に立てて入れたり、折りたたみ傘や飲み物の近くに置いたりすると、圧力や水滴の影響を受ける可能性があります。
かばんの内ポケットに無理に押し込まない。
飲み物、化粧品、筆記用具などと同じ場所に入れない。
受付へ向かう前に、かばんの中で向きが変わっていないか確認する。
渡すときは袱紗から取り出し、袋だけを整えた状態で差し出す。
受付の前では、まず袱紗からご祝儀袋を取り出し、表面に汚れや大きなゆがみがないかをさっと見ます。
問題がなければ、表書きが受付の方から読める向きに整えて、両手で丁寧に渡しましょう。
持ち運びの間だけでもきちんと保護しておけば、厚紙を抜いたご祝儀袋もきれいな状態で渡しやすくなります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 紙製のご祝儀袋に入った厚紙は、渡す前に抜くのが基本です。
- 厚紙は、購入後から使うまで袋の型崩れや角つぶれを防ぐ台紙です。
- 名前や金額を書く前に厚紙を外すと、筆記しやすくきれいに整います。
- 厚紙が接着されているなど、抜けない場合は無理に取り外さず使います。
- 布製やハンカチタイプでは、厚紙を残して使うものが多いため案内を確認します。
- 厚紙を残す場合は、中袋を上包みと厚紙の間に無理なく収めます。
- お札と中袋、上包みはお祝いに合う向きで整えます。
- 厚紙を抜いた後は、袱紗に包んで持ち運ぶときれいな状態を保ちやすくなります。
ご祝儀袋の厚紙は、紙製で簡単に取り外せるものなら抜き、固定されているものや布製のものはそのまま使うと考えると迷いにくいですよ。
大切なのは、無理に扱って袋を傷めないことと、渡すときにすっきりきれいな状態へ整えておくことです。
当日は袱紗に包んで持ち運び、受付の前で落ち着いて取り出せるように準備しておけば安心です。
事前に一度中身や向きを確認しておけば、慶事の場でも自信を持ってご祝儀を渡せるでしょう。

